2008年 12月 20日
【にうす】京都の舞妓さん受難、外国人観光客らのマナー違反に「堪忍」 |
京都の花街・祇園甲部で、芸舞妓(まいこ)の人気が過熱し、外国人観光客やアマチュアカメラマンが取り囲むため、住民らがパトロールする事態になっている。
テレビや映画で芸舞妓が取り上げられる機会が増え、被害がエスカレートしているという。京都市などは、海外向けホームページで「Donot follow Maikos in the streets(舞妓さんを追いかけないで下さい)」などと、異例の呼びかけを始めた。(2008年12月20日15時36分 読売新聞)
9月に数十年ぶりに京都観光に行ったときも国内外の観光客が舞妓さんをパパラッチ的に激写していたが、やはり問題視されたようだ。先日は東京の築地市場でマグロの競りの見学が中止になっており、これからすると来るべきものが来たと言う印象を受けた。ただ、マグロの競りの場合はおそらく市場の建物内にあり入場を規制するような措置が取りやすいのだろうが、祇園の舞妓さんとなるとそうも簡単に規制はできず、結局は観光客のモラル頼りということになるのだろうか。
外国人観光客に対しては円高が効果がありそうだが、このために円高を維持するのは当然論外なのでねぇ。難しいものですな。
京都の花街・祇園甲部で、芸舞妓(まいこ)の人気が過熱し、外国人観光客やアマチュアカメラマンが取り囲むため、住民らがパトロールする事態になっている。
テレビや映画で芸舞妓が取り上げられる機会が増え、被害がエスカレートしているという。京都市などは、海外向けホームページで「Donot follow Maikos in the streets(舞妓さんを追いかけないで下さい)」などと、異例の呼びかけを始めた。
市などによると、東山区の祇園甲部は、「一見さんお断り」のお茶屋が並んでいるが、数年前から花見小路沿いに飲食店などが増加。昨年は、市の観光客数が4944万人、宿泊した外国人も92万人と、ともに過去最高を記録した。
観光客の増加に伴って、夕刻になると数十人がお茶屋の周辺に集まるようになり、舞妓(18)は「何も言わんと寄って来て、突然並んで写真を撮られ、びっくりする」と話す。いきなり、たもとを引っ張られた舞妓もいるという。
東山区などが昨年11月、警備会社に委託し花見小路周辺で行った調査でも、芸舞妓を大勢の観光客が取り囲んだり、追いかけたりするケースが多数あった。区の担当者は「一部の観光客は、祇園というテーマパークで、芸舞妓がパフォーマンスで歩いていると誤解している」と話す。
こうした事態に、住民らによる「祇園町南側地区協議会」は週に数回、パトロールを実施。料亭店主の山本力也さん(72)は「おこぼを履いた舞妓が追いかけられ、転びそうになって危ない場面を何度か見た。お座敷に向かうため急ぐこともあるのを理解してほしい」と話している。
井上章一・国際日本文化研究センター教授(風俗史)の話「全国的に花街が衰退する中、芸舞妓を見たい人が祇園に集中している。行政などは、観光客に来てもらう施策だけでなく、マナーを求めることも必要だ」
(2008年12月20日15時36分 読売新聞)
テレビや映画で芸舞妓が取り上げられる機会が増え、被害がエスカレートしているという。京都市などは、海外向けホームページで「Donot follow Maikos in the streets(舞妓さんを追いかけないで下さい)」などと、異例の呼びかけを始めた。(2008年12月20日15時36分 読売新聞)
9月に数十年ぶりに京都観光に行ったときも国内外の観光客が舞妓さんをパパラッチ的に激写していたが、やはり問題視されたようだ。先日は東京の築地市場でマグロの競りの見学が中止になっており、これからすると来るべきものが来たと言う印象を受けた。ただ、マグロの競りの場合はおそらく市場の建物内にあり入場を規制するような措置が取りやすいのだろうが、祇園の舞妓さんとなるとそうも簡単に規制はできず、結局は観光客のモラル頼りということになるのだろうか。
外国人観光客に対しては円高が効果がありそうだが、このために円高を維持するのは当然論外なのでねぇ。難しいものですな。
京都の花街・祇園甲部で、芸舞妓(まいこ)の人気が過熱し、外国人観光客やアマチュアカメラマンが取り囲むため、住民らがパトロールする事態になっている。
テレビや映画で芸舞妓が取り上げられる機会が増え、被害がエスカレートしているという。京都市などは、海外向けホームページで「Donot follow Maikos in the streets(舞妓さんを追いかけないで下さい)」などと、異例の呼びかけを始めた。
市などによると、東山区の祇園甲部は、「一見さんお断り」のお茶屋が並んでいるが、数年前から花見小路沿いに飲食店などが増加。昨年は、市の観光客数が4944万人、宿泊した外国人も92万人と、ともに過去最高を記録した。
観光客の増加に伴って、夕刻になると数十人がお茶屋の周辺に集まるようになり、舞妓(18)は「何も言わんと寄って来て、突然並んで写真を撮られ、びっくりする」と話す。いきなり、たもとを引っ張られた舞妓もいるという。
東山区などが昨年11月、警備会社に委託し花見小路周辺で行った調査でも、芸舞妓を大勢の観光客が取り囲んだり、追いかけたりするケースが多数あった。区の担当者は「一部の観光客は、祇園というテーマパークで、芸舞妓がパフォーマンスで歩いていると誤解している」と話す。
こうした事態に、住民らによる「祇園町南側地区協議会」は週に数回、パトロールを実施。料亭店主の山本力也さん(72)は「おこぼを履いた舞妓が追いかけられ、転びそうになって危ない場面を何度か見た。お座敷に向かうため急ぐこともあるのを理解してほしい」と話している。
井上章一・国際日本文化研究センター教授(風俗史)の話「全国的に花街が衰退する中、芸舞妓を見たい人が祇園に集中している。行政などは、観光客に来てもらう施策だけでなく、マナーを求めることも必要だ」
(2008年12月20日15時36分 読売新聞)
by bangla-diver
| 2008-12-20 20:43
| 京都