2004年 08月 25日
ゴルゴ13第153話「ミッドナイト・エンジェル」 |
先日購入したゴルゴ13第40巻、41巻(SPコンパクト版)を読み終えたが、その第40巻に収録されている。
稀ではあるが、ゴルゴ13の引き受けた依頼およびその遂行過程にほとんど触れることのないストーリーがある。これらはゴルゴ13の人物描写に重点を置いたサイドストーリー?に相当する、と勝手に考えている(とは言え、彼の人となりに関し得られる情報は極少)。本作もその中の一つで、依頼者や依頼内容等詳細は一切触れられていない。
舞台は1979年前後のバンコク。とあるホテルのバーで寛ぐゴルゴ13。ホテルの外観やアラブ人宿泊客が多いということから、おそらくはグレースホテルをモデルにしたのであろう。例の如くバーで知り合った娼婦マリーと一夜を共にし、更に例の如くマリーがゴルゴ13に惚れる。ゴルゴ13に惚れた女性とりわけ娼婦は悲しい末路を迎える場合が一般的と言えるが、ことある毎にゴルゴ13に『女性にもてるコツ』を説くという天然ぶり?を遺憾なく発揮するマリーには当てはまらない。このあたり「微笑みの国」として語られるタイのポジティブなイメージを凝集、マリーに投影しているのかもしれない。サイドストーリーという点と相まって、数あるゴルゴ13のストーリーの中でも稀有のタイプに分類されると思われる。
翌日、マリーが一方的に指定したデート場所で待ちぼうけを食らうマリーの横を、依頼を果たしたゴルゴ13が乗った路線バスが通り過ぎる。公共交通機関、特に路線バスを使うこと自体が珍しい気がするが、その路線バスの中でも背後を取られることのない位置に座っていたゴルゴ13が印象的であった。路線バスでそう言う席を確保するために始発となるターミナルから乗車するのだろうか?
本作の唯一の惜しむべき点はマリーのヒモの名前がロペスという点に尽き、このような西班牙系の名前はフィリピンが舞台ではないかと思わせる。マリーに関してはタイ語のマリ(ジャスミンのこと、女性名になりうる)であろう、といいように解釈できるが。
稀ではあるが、ゴルゴ13の引き受けた依頼およびその遂行過程にほとんど触れることのないストーリーがある。これらはゴルゴ13の人物描写に重点を置いたサイドストーリー?に相当する、と勝手に考えている(とは言え、彼の人となりに関し得られる情報は極少)。本作もその中の一つで、依頼者や依頼内容等詳細は一切触れられていない。
舞台は1979年前後のバンコク。とあるホテルのバーで寛ぐゴルゴ13。ホテルの外観やアラブ人宿泊客が多いということから、おそらくはグレースホテルをモデルにしたのであろう。例の如くバーで知り合った娼婦マリーと一夜を共にし、更に例の如くマリーがゴルゴ13に惚れる。ゴルゴ13に惚れた女性とりわけ娼婦は悲しい末路を迎える場合が一般的と言えるが、ことある毎にゴルゴ13に『女性にもてるコツ』を説くという天然ぶり?を遺憾なく発揮するマリーには当てはまらない。このあたり「微笑みの国」として語られるタイのポジティブなイメージを凝集、マリーに投影しているのかもしれない。サイドストーリーという点と相まって、数あるゴルゴ13のストーリーの中でも稀有のタイプに分類されると思われる。
翌日、マリーが一方的に指定したデート場所で待ちぼうけを食らうマリーの横を、依頼を果たしたゴルゴ13が乗った路線バスが通り過ぎる。公共交通機関、特に路線バスを使うこと自体が珍しい気がするが、その路線バスの中でも背後を取られることのない位置に座っていたゴルゴ13が印象的であった。路線バスでそう言う席を確保するために始発となるターミナルから乗車するのだろうか?
本作の唯一の惜しむべき点はマリーのヒモの名前がロペスという点に尽き、このような西班牙系の名前はフィリピンが舞台ではないかと思わせる。マリーに関してはタイ語のマリ(ジャスミンのこと、女性名になりうる)であろう、といいように解釈できるが。
by bangla-diver
| 2004-08-25 15:31
| タイあれこれ